このレビューはネタバレを含みます
最初は自己弁護していたが、相棒を殺したのが故意なのか事故なのかわからなくなり、そして殺人犯との接触で彼と自分との違いもわからなくなる。焦燥による不眠症、画面は明るいのに空気は暗い。
最後には動機ではなく事後に違いを見いだした主人公、やっと眠ることができた。
プロットは普通だが、キャラクターの心理描写と映画としての銃の扱いの丁寧さがリアリティーを出し劇中に引き込んでくれた。
寒色強めの色調や濃霧など、映像も綺麗で良かった。
最後は眠れるという事をもう少し露骨に演出しても良いと思った