名も無きトマト

インソムニアの名も無きトマトのネタバレレビュー・内容・結末

インソムニア(2002年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

これでクリストファーノーラン監督作品は、フォロウィングという作品以外観たことになる。
不眠症が題材ということでファイトクラブやマシニストのように夢と現実がもっとゴッチャになっている展開を予想したが、違っていた。断片的に過去の記憶がフラッシュバックする感じやカメラワークが、よりリアルな不眠症の症状に思えた。そこら辺は、クリストファーノーランの撮り方の上手さを感じた。
過去に事件を捏造してしまった罪の意識から不眠症となり、相棒を殺したことを隠してしまったことで不眠症がより加速した。
刑事としての自分の信念と異なることをしてしまった後悔をずっと引きずっていたのだろう。最後に、エリーに道を見失うなと言ったことで、やっと眠りにつくことが出来たと思う。
名も無きトマト

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