インソムニアのとぅんのネタバレレビュー・内容・結末

汚職刑事と殺人犯の駆け引きを描いたサスペンスドラマ。

主人公はどう考えても犯人の被疑者を刑務所に送るために証拠を捏造した老刑事。
その事実を知っている部下とペアで、田舎町で起きた殺人事件の捜査の手伝いに駆り出され、殺人犯と対峙することになる。
ただ殺人犯との対決を描くだけでなく、犯人を追う中で霧の深い岩場で誤って部下を撃ち殺してしまったことを、犯人に知られて取引を持ちかけられる展開になるのが面白い。

２人の間に入ってくる地元警察の女性警官が、実はかなり有能で、銃弾から主人公がやった真相に辿り着くのだが、最後は主人公と犯人が撃ち合いになって、両方死んでしまうエンド。
取り残された彼女はちゃんと罪を暴くのかな。

伝説の刑事感がどんどん無くなっていく主人公を演じたアル・パチーノ
人の良さそうな顔して腹の底にドロドロした黒いものを見せてくる犯人のロビン・ウィリアムズ
こんな好カードが見られてなかなか楽しかったな。

ヒラリー・スワンクはどうせならもっと強めのキャラクターをやって欲しかった気がする。