堕ちた刑事と少女殺害の犯罪者が法の外で繰り広げる駆け引き
日が経つにつれて、目に見えて様子がおかしくなる主人公をアル・パチーノが見事に演じきってて凄かった。罪の意識と沈むことの無い日の眩しさを重ね合わせての不眠症がいい設定してた。罪の意識は単に同僚殺しによるものと思いきや、途中途中差し込まれる繊維に血がしみ渡る描写が伏線になってるのも面白かった。ストーリーも自らの正義の道と法の道のどちらともから外れてしまった刑事が再び道を選んでの結末は纏まりがあって綺麗だった。
ノーラン監督っぽい尖って複雑な感じはなかったけどその分心理描写が良かった。思ってたよりもミステリー感もサスペンス感もなかった。