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ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒のCinemanのレビュー・感想・評価

2.7
王道中の王道だった。

ザックの声はこういう憎めないピュアピュアくんにうってつけ(長靴をはいた猫のハンプティ路線)。

ヒュー・ジャックマンにゾーイ・サルダナ、エマトンプソンと声優が豪華だけど、ちゃんと控えめの演技で絵面に合わせてきててさすが👍
まあ逆にそう感じちゃうほど、抑制が必要だったが故に起伏が少ないのが作品の勢いのなさでもあったかもだけど..

絵面といえば、みんなどうみても声優陣の外見をモデルにしただろうという特徴の捉え方で笑った。時々声優陣の実写で見てる錯覚に襲われたw(特にヒュー・ジャックマン)

リンクの扱いを結構有耶無耶にして終わっちゃったのが残念だけど、それでもまあ綺麗に纏めたとは言うか...優等生的。
テーマがちょいと古臭いかな。なぜ今作ったのかという疑問が終始ある感じ。帝国主義的な人類学への非難とか、シャングリラ妄想への非難とか..
だから全体のテーマの軸があやふやになっちゃってた。だってかなり挑まれてきたテーマだからね。今なぜこれを書こうか..?と言うところ制作人も今ひとつ掌握しきれなかったんじゃ。
この手のテーマだと近作ではパディントン実写が割としっかりやってたと思う。あれは舞台をきっちり現代にしといたのも良かった感じか。
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