施設から脱走したダウン症の青年と
兄を亡くしトラブルを抱えて逃走した男のロードムービー
友達は、自分で選ぶことができる家族
ザックがダウン症であるということを
ハンデとせず、自分と対等な相手として向き合うタイラー
過ごしてきた環境によるものなのか
ただ粗暴なだけなのか
その理由は定かではないけど
大らかでどこか優しげな彼の目に
観ているこちらも安心してしまう
自分には問題があるから
自分には無理だから
自分には限界があるから
そんなネガティブな気持ちを抱えてしまうのは
周りの人間、周りの環境によって自然と枷を掛けられてしまっているからで
一度、今いる環境から抜け出してみたら
自分が本当に輝ける世界を見つけられるかもしれない
決して穏やかとは言えない短い旅の中で出会った数々の人たちと
まるで家族のように打ち解けていく2人が眩しくて
とても心地の良い素敵な映画でした
