Nana

ザ・ピーナッツバター・ファルコンのNanaのレビュー・感想・評価

4.0
ダウン症の青年と孤独な男の冒険をカントリーミュージックとともに描く、大人の童話。
ずっと一緒に旅していたくなるような、優しくてハートウォーミングなお話でした。
障害者の話って「感動するでしょ」「泣けるよね」路線であざとい感じの作品が多く、クリップしたまま避けてたのですが、ヤダもっと早く見れば良かった!

施設からブリーフ一枚で脱走してきたザックと、仲間の漁師とトラブルを起こして逃げるタイラーの出会い。
その辺からリアリティ無いんだけど(ブリーフ一枚の人に「水はある?」ってwポケットも無いのに)
2人の冒険や仲良くなっていく過程にきゅんとする。
出会う人たちも優しいし、追いかけてたはずのエレノアも優しい。
「友達は自分で選べる家族」っていうセリフも、あまりリアリティないけど、映画を観ている90分位の間くらい信じたくなる温かい雰囲気が溢れていました。
キリスト教に詳しい人が観たら、もっと宗教的な映画かもしれないけど、単純に癒され作品として心が清められた作品でした。
頑張れ、ピーナッツバターファルコン!
Nana

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