ギャングの世界で生き抜くには…?
L.A.の裏社会。
ギャング達から利益の一部を徴収する仕事(Tax Collector)を生業とする主人公デビッドと相棒クリーパー。敵対ギャングとの対立が激化し、平穏な日常は崩れ去り、血で血を洗う抗争に巻き込まれていくのだった…!
デヴィッド・エアー監督×シャイア・ラブーフ!!
そして監督お得意のクライムアクション!
なのに日本では劇場未公開
DVDスルーの本作。
この映画、シャイア・ラブーフさん主演かと思いきや、彼はあくまで2番手ポジション。
主役はボビー・ソトさん。あまり存じ上げない俳優さんでした。
ラブーフさんが演じた"クリーパー"はギャング達から悪魔のような徴収人と恐れられている設定なのに、それを印象付ける描写が少なくイマイチ説得力に欠ける気がしました。
あと、柔道やってたように両耳がボッコボコなのが気になりました。あれは演出なのか、ラブーフさんがそういう耳なのか…?
"徴収人"という視点こそ新鮮ですが、結局はギャング同士の抗争を描いたベタなストーリー展開。
敵対ギャングが悪趣味な悪魔崇拝者で、あからさまに極悪キャラだったのは笑えました。
ちょっと残念だったのは、全体的に登場人物の背景描写が不足気味な点。
先に挙げましたが、ギャング達から一目置かれ恐れられているハズのキャラクターに説得力が無かったり…。
後半、黒人ギャングとの共闘が描かれますが、彼らとの信頼関係もイマイチはっきりしません。
もうちょい深く描いてくれていたら、感情移入できるんだけどなぁ〜と思っちまいました。
全体的にペラッペラで薄いんです。
唐突に始まる激しい銃撃戦など、バイオレンスで過激な描写はなかなか悪くないと思いましたけどね…。
まぁ…
そりゃ、DVDスルーになるわな…
って感じの作品でした。