アキラナウェイ

L.A.スクワッドのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

L.A.スクワッド(2020年製作の映画)
2.5
邦題、こんなんで委員会。

「スーサイド・スクワッド」の監督だからって、"スクワッド"付けとけばいいやろっていう魂胆が見え見え。

メル・ギブソンが出ているから"リーサル"付けるのとかもやめれ。

クールなジャケ写に惹かれて鑑賞。

カリフォルニア州ロサンゼルス。デヴィッド(ボビー・ソト)とクリーパー(シャイア・ラブーフ)は大物ギャング、ウィザードの下で働く取り立て屋。ある日、ウィザードの因縁の相手、コネホがLAに舞い戻り、大規模な抗争が勃発。デヴィッドは愛する家族を守るべく抗争の最前線に身を投じる事に—— 。

おい。
シャイア・ラブーフが主役じゃないゾ。

LAギャングはボスに支払う"税金"が全て。
税金の取り立て屋の物語。
原題"The Tax Collector"の方が良いのに、前述の通りワケワカメな邦題を付けた者達に神の裁きを。

それにしても、だね。
本作の主人公デヴィッドに物申す。

キリスト教信仰と家族愛とギャング稼業を両立するなんて無理だって。主人公の手前勝手な信仰と家族愛の"いいとこどり"に呆れてしまう。

麻薬、売春、悪どいビジネスの売り上げの内30%を税金だと取り立てて甘い汁を吸いながら、神を崇めて家族を愛するなんて、都合が良過ぎる。てめえの手は血で汚れているんだから、その手で祈る事も家族を守る事もできねぇんだよって思ってしまう。

家族を愛するなら悪しき道から足を洗うのが先なのでは?と思ってしまうパンピーな僕。

でも、ギャングって何せファミリー至上主義なんだよね。悪い事してるんだから、その報復の矛先は家族に向かうってわかるだろうに。

薬莢は出ていた。
(りょーこさん風)

ラストバトルで多用されるスローモーション。
カット割多めのアクション。
ぬるぬる進む、メリハリのないストーリー展開。

うーむ。
いまいちノリきれず。

血で染まったその手で家族を抱くのか。
やっぱりそこが引っ掛かるぅ。

デヴィッド・エアー監督って、「フューリー」は好きだったけど、他の作品はことごとく打率が悪い。

シャイアが主役なら、もう少しスコアも上げれたかな?