Ryan

L.A.スクワッドのRyanのレビュー・感想・評価

L.A.スクワッド(2020年製作の映画)
2.8
エアー監督は悪役の映画に向いてない。



ストーリー
カリフォルニア州、ロサンゼルス。大物ギャングに所属する男たちは、傘下の組織から売上を徴収する仕事を任されていた。そんなある日、敵組織の大物がメキシコから地元に戻ってくる。やがて、両組織で大規模抗争が勃発。愛する家族を守るため、男たちも銃を取って苛烈な戦いに身を投じる


主演 ボビー・ソト
監督 デヴィッド・エアー



情報初解禁の際、シャイアラブーフが腹部から胸部まで実際に巨大なタトゥーを彫り込んだことが話題となり、写真のラブーフもイケイケでかなり期待していたがこれは酷い。
みんなサボタージュやエンドオブウォッチくらいの期待値だったろうに今作はまるで知性を感じられない。
ただ、エアー監督の言うハリウッドにラテン系俳優が少ないからという理由と不平等を理由に暴力を肯定も否定もできず出来の悪いアクション映画と成り下がってしまっている。

主演のボビーソトも酷いもので小物感が強く、大物ギャングなのにサブキャラの物語を見ているかと思った。
言うほどシャイアラブーフは悪くなく、むしろ彼が出ていない部分を観るのが苦痛だった。

デヴィッドエアーは元々海軍だかの軍人上がりなので、正義の執行者を物語に登場させないと面白くない。きっと自分で思っている以上に悪役の心境を表現できず魅力的に描く事ができない監督なのだろうな。(スースクのジョーカー等)
正直残念すぎてエアーには今後反省してほしい。

こんな映画のためにラブーフのお腹にセンスの悪いタトゥーが入ったことは嘆かわしい。
Ryan

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