Ryoko

特捜部Q カルテ番号64のRyokoのレビュー・感想・評価

特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)
4.2
特捜部Qシリーズ第3弾。個人的にはシリーズナンバー1の傑作。
サスペンスとしても勿論面白いけど、今回は社会派の色が濃い。
1960年代までデンマークで実際に行われていた優生保護政策の歴史に、現代の移民への人権問題を絡ませている。
優生保護の政策については日本でも大きな問題になったので、他人事でなく感じる。
差別や選民意識を心から正しいと信じるようになっしまう人間の恐ろしさよ。世界中のあちこちで実際に行われていたというのがさらに恐ろしい。

また今作ではカール、アサド、そしてローセの絆もしっかり描かれるから、やっぱりQシリーズいいよなぁと思ってしまった。
カールは相変わらずで、粗暴で不器用なんだけど、やっぱり愛らしいカールでした。
次回作もあるのかな?早く見たい。
Ryoko

Ryoko