りり

特捜部Q カルテ番号64のりりのレビュー・感想・評価

特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)
3.6
もーほんと知らなかったの恥ずかしいんだけど、これシリーズ4作目なんだね。というわけで順番はおかしいけど初「特捜部Q」。変人カールと人当たりのいいアサドのコンビが楽しい。事件の猟奇っぷりと真相の闇っぷりも常軌を逸していて見応えのあるサスペンスだった。
デンマークってかなり男女格差はない国のようだけど、更生施設の名目で過去にはこんな人権を無視した行為が行われていたのだな…。そしてここまでの優生思想はいまはフィクションであってほしいが、移民への人種差別問題などは現代の課題なのかな。

映画を見て原作小説が気になっていま1作目から読んでる。めちゃおもしろいです。映画のレンタルはTSUTAYA独占なのかな?他のも借りに行かないと!
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原作を読んだのでメモ的追記
映画と原作では物語がかなり違うので驚いた。もとの小説は500ページ超の長編なので多少カットする部分が出るのはわかるんだけど、事件の犯人も変わっているし、小説にはない場面がかなり創作されているしで、相当アレンジが加えられている。フェリーでの告白のシーンなどしんみりさせるし、映画版の脚本いいなーと思っていたけど、何事も原作を大事にしてほしい派なのでここまで変わってるとわかると引いちゃうな…。
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