エレジア

特捜部Q カルテ番号64のエレジアのレビュー・感想・評価

特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)
4.1
 とうとう4作すべて連続で再鑑賞。カルテは2021/12/31以来の2度目の鑑賞(大晦日に観たのかぁ)

 最高!

 大量の未鑑賞作品に埋もれ、再度観ている暇がないという自分の現状を考えさせられた。昔、アルバムをテープで聴いていた頃って、安易に曲が飛ばせないので、たいしてはじめ良いと思わなかった曲も、何度も聴いているうちに、大好きになるってパターンが結構あった。
いまは何でもパッと聴いて、面白くなければパッとやめちゃう。そんなことは、うすうす良くないことだと思っていたけど、特捜部Qの4部作をすべて見返してみて、あらためて、「こんなことじゃいかん!もっと丁寧に観ねば!」と痛感。(すくなくともストーリーを覚えていられるくらい。ほとんどの映画はタイトルみても、どんなんだっけ?だから)
  
 それにしても残念なのは、最後にあのイカれたカールが、意を決して、残って欲しいという本心をアサドに語り、やった!これからもこの二人の活躍が観られるのね!って思ったのに、次作からまさかの俳優変更って…。

しかも、観てないからよくわからないけど(面白いらしいけど)、カールがあんなしょぼくれたおじいちゃんになっちゃうなんて大ショック!「責任者でてこい!」って感じ。こんなにいい雰囲気が俳優から滲み出ている良策ないよ。

二度鑑賞し始めてから、原作の檻の中の女も読み始めて、あれ?カールったら原作では、結構、ペラペラ喋るし、ま、映画は時間制限もあるし、だからあんな無口でイカれたカールにしたんだな、なんて思いながら読んでいる。

けど、やっぱり、映画の無口でエキセントリックなカールが最高。なんかシリーズ通して、ちょいちょい、女をナンパしようとするシーンがあるのは、原作の影響なのね。その点だけは、女になんか目もくれないストイックカールにしてほしかった。だって、あんなコミュ障みたいな苦虫をつぶしたような顔の男が、ナンパするっておかしいでしょ?
集中しよ、事件に集中!女はダメ
エレジア

エレジア