馬と共に生きることしかできない主人公が、それを手放さなくてはならなくなったとき。
葛藤なんて単語に置き換えられないほどの揺らぎ、何かを得なければならないという焦り、折り合いへの躊躇い、期待、焦燥、応えてくれそうな瞳、どこまでも続きそうな草原、そしてその端。
焚き火のシーンがやけにリアルに聞こえたのは、スタッフロールで役者が本人だったときに合点がいきました。
壮大な自然の中の、小さなコミュニティ。物言わぬ仲間と出会い別れ、奪われ励まされ、物言う仲間と支え合う。
「夢を諦めるな」、こんな重い一言があっただろうか。
あと、瓶が似合う。