Nanako

エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語のNanakoのレビュー・感想・評価

4.8
日本未公開という文字を見て、「せっかくだしみなきゃ!」という気持ちから鑑賞開始。後ろの方でちょっとネタバレチックなこと言ってますのでスクロール注意です⚠️

犬目線で1人の男性の半生を描いた作品
原作があるみたいです。
犬の一生を描く作品なわけで、犬中心だから、犬のことで心が揺らぐかと思ったら違った。
ただただ男性デニーを応援したくなる。
もう本当に色々大変なんだけど
それを犬のエンツォは1番すぐ近くで見守っていて(エンツォ賢いのでちょっとスカッとすることしてたりする)、彼の1番の理解者はエンツォだったんだなって本当に思う

犬を飼ったことないから全然わかんないけど、「犬は家族の一員だ」って言う人の気持ちが少しわかるようになれた映画でした
(作品の中では親友と呼ばれているけど)

よくわかんないけど大号泣してしまった。
エンツォを通してみえた家族の絆やあたたかさからか?不条理さからか??
中盤からだあだあにないてないてもう大変。機内でズビズビしてしまった。
とにかく主人公の成長も素晴らしい。
まっすぐで一所懸命で、ダメダメってわけでもやいし完璧でもない。映画のキャラクターとしてはパンチのあまりない性格かもしれないけれど、だからこそリアルなのかも?

とても素敵なエンディングで気持ちが晴れ晴れとして、モヤモヤが残らないお話でした。
まとまりよくて、良い映画。
エンディングにかかる曲がccr(Creedence Clearwater Revival) のhave you ever see the rain?なんだけれど

主人公レーサーが雨を得意とするレーサーで原題にも「雨」というワードが入ってるって関連で採用されたも思うのだが(ほかにあればシェアして欲しい)

実はこの曲、わたしのお気に入りで、、、。
なんかもうとりあえず「エッモ〜!」となってしまい、イントロでもう1回泣きました😂😂😂
もともとベトナム戦争の「放射線の雨」をイメージしたような、平和をうたう曲になってるんだけど、この作品でもまるで犬のエンツォが生涯の大親友を誇らしげに語るように聴こえてきて、、、、。これ、この感動を忘れないように見終えてすぐにメモに書いてるんですけど、書きながら泣きそう。笑
 
時々こんなふうに何気なーくみた映画に心が持ってかれてしまう感覚、たまらなく好き
この感覚になるのって、飛行機の中がわりと多い気がするんだけどなんででしょうね。笑
Nanako

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