このレビューはネタバレを含みます
あらすじ
11月に”死者の日”を迎えるエストニアのある秘められた寒村。そこでは世にも不可思議な「純愛」が契られようとしていた ──。
目も眩む美しいモノクロームの映像美でその甘美な悪夢を描いた、東欧ダーク・ラブストーリー。
内容がわかるようなわからないようなちょうど間くらい。映像美っていうほど美しさは感じなかったかなー。黒と白の美しさっていう批評があったけど、それは確かにそんな感じだったけど。
民俗学的な面白さはあった。儀式、黒魔術、魔女、みたいな。でもオドロオドロしくはないし、ある意味それが生活に根付いた黒魔術って感じでリアリティーもあったけど。イケメンの演技が、スタンディングオベーションしてしまいそうなくらい「馬鹿」で凄かった。途中魂を吹き込んだクラットの話聞いてる時なんて恍惚として涎垂らしながら話聞いてるのかと思うくらい、ガンギマリだった。himboの極みかも。
ヤンっぽいっていう評価があったけど、ヤンっぽさは全く感じなかった。マルケータラザロヴァーっぽいのは納得。村の取り方とか空気感とかが似てた。
個人的には面白くないことはないけどそこまでって感じだった。