くもすけ

ノベンバーのくもすけのネタバレレビュー・内容・結末

ノベンバー(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

エストニア映画。は初めてにして国ベスト。てっきり原作はもっと昔のおとぎ話かと思いきや監督と一歳しか違わない現役作家

農機具が牛をアブダクトして空を飛び、ションベンたらして仕事くれーとのたまう異常な冒頭が素晴らしい。民話によくあるものが喋ったり唐突な語りの運びが極上の映像に落とし込まれて一気に引き込まれる。
素人使ったという農民たちの抜け作顔も素晴らしい。男爵の屋敷から服やら宝飾品を洗いざらい盗み、生娘欲しさに豚でプロポーズする豚男や、遺産の在り処を聞き出そうと冬に花見を誘う間抜け夫婦、お盆で帰ってくる死体たちと普通におしゃべりできて、食い物と宝飾品の話しかしない生者死者モノ悪魔のべつなく俗物ばっかり!続編では農機具や小悪魔がもっと活躍するディセンバー〜地獄の季節編を是非に