Netflix配信映画。昔一緒に戦っていた退役軍人たちが新たな目的を持って再結集したクライムサスペンス。
ゲキシブなおっさんたち5人が集まって犯罪まっしぐらな計画を企て実行に移す模様は爽快。物語としてのテンポも良く、面白い作品でした。
麻薬王ロレアから現金強奪を企てるわけですが、まぁこれが見事人間心理というのを上手く映し出していました。
現場に行くと想定以上の大金があれよあれよと出てきて、もう5人は大興奮！みんなをまとめるリーダーであるはずのレッドフライことトム（ベン・アフレック）なんて、いやまだ時間はある！まだあと2袋だけ！と欲深さを前面に出してきます。
その後も計画なんて脆くも崩れ去るもので、どんどん想定外なことが起こり、都度都度5人は選択を迫られます。
いやぁホント人間ってなんて欲深いんだろうと改めて感じさせられます。みんなわかってるんですよね、映画に出てくる彼らも観る側の我々も。金に目が眩んだらいいことないよ、と。でも、目の前に大金を目にしたら冷静にいられないのが人間ってものでしょう。
そういう人間臭さを垣間見れて、改めてお金と命を天秤にかけた時の「何が大切か？」という問いを思い起こさせてくれます。
ラストシーンがまた爽快な終わり方でしたね。ポープことサンティアゴ（オスカー・アイザック）とキャットフィッシュことフランシスコ（ペドロ・パスカル）が最後に残るんですが、キャットフィッシュからある紙切れを渡されてひと言かけられるんですが、この場面で「あ、一番なんだかんだ冷静だったの、この人だったんだ！」と。
Netflix限定配信にせずとも映画館で観ても爽快だったんじゃないかなと思いました。ちょっと前に公開された「マイル22」とノリは近いですよね。
