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アンカット・ダイヤモンドのmのレビュー・感想・評価

アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)
2.5
『天使の入江』に似ていてこういう人本当にいるんだろうなぁという作品。けれど『天使の入江』と対極にいる見せ方でとにかくスピーディ。そして派手。作り手の熱を感じた。

少しマーティン・スコセッシ監督を彷彿とさせられたのだが、やはり制作に噛んでいるのね。スコセッシ×コーエン兄弟って感じの作品といえばなんとなく雰囲気は伝わるかな。アダム・サンドラーさん主演のクライムドラマということで、とにかくしっちゃかめっちゃか。自転車操業ってこういうことなんだなぁ、という感想だけが残る。
健全に生きている私からしたら、そんなことして大丈夫?!ってなるんだけど、どうにかこうにか金を工面してギャンブルにのめり込む姿は痛快だった。自分が経験したことないことをしているの見るの楽しいね。羨ましくはないけど笑

アダム・サンドラーさんが演じたハワード・ラトナーはとにかく喋る喋る。詐欺師のやり口に似ていてこちらの喋る隙を与えない。巧みに人を物として扱う様がハワード・ラトナーをくっきりと描き出していてよかったと思う。

イディナ・メンゼルさん、『アナ雪』で有名になったけど顔の作りがクズを引き当てるダメ女感があって、今作にぴったりだった。

ラストは人間ってどうしょもないなって宇宙が嘲笑うかのように宝石のシーンで終わる。おしゃれでかっこいい。

ストーリー : ★★★☆☆
映像 : ★★★★☆
設定 : ★★☆☆☆
キャスト: ★★★☆☆
メッセージ性 : ☆☆☆☆☆
感情移入・共感 : ☆☆☆☆☆
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