サイコゴアマン

ブルーアワーにぶっ飛ばすのサイコゴアマンのレビュー・感想・評価

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)
4.9
ダセーのサイコーじゃないっすか、生きてるぜーってかんじで

ブルーアワーとは、日の出前約40分と、日没後約40分の空全体が青く見える時間のこと。
明日はブルーアワーの空を見よう。そしてその空を見た自分がどこのどんな風景を思い出すのか気になる。

映画が観たい、でも今どのジャンルが観たいか分からない。とりあえず好きな俳優出てれば観てられるよなと考え、出演作から探すといういつものムーブ。今回は「夏帆」の出演作、そして大当たりを引いた。
完全に共感したわけじゃない。だけど、自分の中にもなんとなく小さくある実家に対する感情。それを形成するものも見せてくるので、こちらの感情もうまく引き出された。
言語化出来ないことが非常に悔しいが、観ていてどこかぐっときたし、観終わって面白かったなと思えた映画だった。写真を少し本格的に撮り始めたからかもしれないが、美しく印象的な画角が多く感じた。それ含め、間に差し込まれるビデオの映像からも、この監督の表現力が凄いこと間違いないとおもう。まだ今作しかないから新作に期待している。

PS:夏帆の彼氏役が夏帆宛のメッセージの語尾に“ケロ”をつけていた。普段から語尾ケロユーザーの私は「私の送った文章が夏帆に届いた」と錯覚することができた。

追記:やっぱり夏帆は可愛い。