イッソン

フットライト・パレードのイッソンのレビュー・感想・評価

フットライト・パレード(1933年製作の映画)
3.6
バズビー・バークレーの振り付けってこんな感じなのかぁーと口をあんぐりさせる。

それはそれで貴重。

その昔、この映画を野口久光先生の講演で紹介された時に観た。野口先生は、とにかく上海リルのギャグニーとルビー・キラーのタップダンスがお好きなようで、タップの音をもっと大きくして!と言っておられた。

全体組体操みたいな振り付けより、水平服姿のギャグニーとキラーのタップがめちゃくちゃイイ。しかし時代の要求だか空気だかが、あのタップナンバーを少ししか許さない。なんと愚かな時代。

淀川先生もギャグニーのタップが大好きでした。試写室で一緒に踊りだしたというのは「ヤンキードゥードゥルダンディ」です。

バレエのバリシニコフもギャグニーの大ファンで老年のギャグニーと写真を撮っていました。

ということで、彼の影響力は大変に大きいのです。