Mothlight（原題）のAixのレビュー・感想・評価

1960年代に製作されたアメリカ産の実験映画。フィルムの一枚一枚に貼り付けられている蛾の話。

虫が苦手な人が今作を鑑賞したら、時計じかけのオレンジでルドヴィコ療法を受けた後のアレックスのようになっていたこと間違いなしの作品です。所謂ダイレクトフィルムによる映像技法によって直接加工をし、そこに蛾を貼り付けているため、リアル感が追求されていたと思います。今作は実験映画としても価値のある作品だし、映像技法を学びたい人にとってはテクニックが吸収出来る参考書的な一本になるのではないでしょうか。