ユリシーズ役の方が化粧映えのする美形で、繊細で臆病なあどけない表情からブーツを履いた時の色気に満ちた表情までできてしまうので、とにかく絵になる。
キリスト教原理主義的な叔母(やたらかっちりした格好で教会に行かされているのはそういうことですよね?)からのごりごりの差別、クラスメイトからのいじめ、弟からの幼いゆえのいじわるはありますが、母親の愛と肯定、コミュニティや恋人など支援してくれる人の存在が希望を感じさせてくれます。
サタデーナイト・チャーチの人・ドラァグクイーンたちのなかで、暴力を受けることや売春がイニシエーション的になってしまっているのが辛かった。
ミュージカル要素がなんとなく、うまくかみ合ってないのはその通りだと思います。