【ブーツ】
NYに住むユリシーズは父の死をきっかけに「美しくなりたい」と思う自分を抑えきれないようになる。
家族に決して認められることのない個性を憂いながら、それでも誰かに認められたいと必死に生きることをテーマにしたミュージカル調映画。
初めて口紅を塗った時、初めてキスをした時の彼の表情がいい。
家政婦のおばちゃんのいうことも一理ある「黒人でゲイ…この先生きていくことを考えたら…」まだまだ理解がされてない話だからこその発言。
あとやっぱこれなんだなって描写が中盤にあって家出中に拾ってくれた白人のおじさんがいくら?と聞くユリシーズにこれでいいか?ってお金を投げ捨てるところが印象的。ユリシーズにとってははじめての経験だったけど、彼のその行動は明らかに見下してる行動。でも世間の考えはきっとこうなんだって言う彼自身が直面した瞬間でもあった。
ただ、LGBTQを扱う映画が増えてきている中でもう少しインパクトは欲しかった。
あとこの兄弟はイケメン。
2020.5.5