ソビブルの蜂起を生き残ったトイヴィが春と冬を行き来しながら収容所跡地で当時の惨憺たる体験を語る。おもむろに地面から小さな白い塊を拾い、骨だと見せる。骨はいくらでもそこに落ちている。良き隣人がある日突…
>>続きを読む「良き隣人の変節」
Die Verwandlung des guten Nachbarn
(2002/84分/ブルーレイ)
脚本・監督・製作:ペーター・ネストラー
撮影:ペーター・ネストラー、ライナ…
ランズマンの『ソビブル、1943年10月14日午後4時』(と『ショアー』)同様過去のアウシュヴィッツなどの強制/絶滅収容所の記録映像を用いない姿勢は徹底しているが、ランズマンは記録映像は用いないと言…
>>続きを読む言語を否定しつつ言語でしか語れない、その限界を自覚しながら誠実に84分を積み上げている。
その誠実さはランズマンの徹底さと比した時に、ともすれば強度の薄さとして感じてしまうが、両者の覚悟に優劣がつけ…
クロード・ランズマンによる「ソビブル、1943年10月14日午後4時」が蜂起、脱出するまでを取材した作品であるなら、こちらは脱出後を追ったドキュメンタリー。
脱走できた300人がなぜ100人に満たな…