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良き隣人の変節の町蔵のレビュー・感想・評価

良き隣人の変節(2002年製作の映画)
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「良き隣人の変節」
Die Verwandlung des guten Nachbarn
(2002/84分/ブルーレイ)
脚本・監督・製作:ペーター・ネストラー
撮影:ペーター・ネストラー、ライナー・コマース

1943年、ナチスドイツにより15歳でポーランド東部のソビブル絶滅収容所に送られたトーマス・ブラットは、ソビブルの蜂起を体験して生き延びた53人のうちの一人である。彼はカメラと共に収容所跡地とかつての逃亡経路を辿る。その穏やかな口調からユダヤ人迫害の苛烈な現実が明らかになる。クロード・ランズマンによる『ソビブル、1943年10月14日午後4時』(2001)の対極をなす作品。

渋谷哲也講演
ストローブユイレとのつながり
顔出しできないのは現在も続く事実である
焼けた頭蓋骨は今でも存在するという即物的な事実
ネストラーは1937ドイツ生まれ
船乗りになって徴兵を免れる
1962短編ドキュメンタリー
オーバーハウゼン映画宣言には関わっていない
1966母の故郷スウェーデンに亡命
テレビ局で子供も向け番組
以降スウェーデンの映画監督となる
1966ラインの流れ
アコースティックギターがBGMとなっている
詩や音楽を自由に使い必ずしも同時録音ではない
ドイツ語のナレーションを自分でつける
歴史的資料は絵とか写真で過去の映像ではない
教授が解説するのは両親がホロコーストの犠牲者
テーマがバラバラと公開当時は批判を受けた
80年代以降はドイツのテレビ局の出資で撮れるようになった
ネストラーの祖父は19世紀末の探検家でその後ナチ党員になったことを抱えている
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