あしからず

北の冠のあしからずのレビュー・感想・評価

北の冠(1991年製作の映画)
4.1
環境破壊どころか同じ人間でさえダム開発や鉱山開拓のため排除する巨大な欲望が赤裸々に映し出されて、今更SDGsと言ったかてやはり人間は早々に滅ぶべきじゃないかと絶望しかけた中、それでも希望を捨てず子どもたちに植生の再生を訴える生物教師のシーンが胸を打つ。淡々として朴訥なナレーションはネストラー本人。サーミ人の女性のアテレコもそのままやるから聴き慣れるのに少し時間がかかった。”鉱山から噴出した有毒ガスが街へ流れ出た“という言葉の後の沈黙、毛皮にされるため集められた沢山の狐たち
あしからず

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