あの未曾有の大惨事を乗り切れたのは原発施設にとどまって被害を最小限に食い止めてくれた彼らがいたから。題名の50は原発事故50日間の記録ではなくて彼ら50名のことだった。海外メディアでは FUKUSHIMA 50 と呼んで讃えてくれているとのこと。そんなことも知らなかった自分が恥ずかしい。トモダチ作戦という救援活動も記憶から薄れ始めていた。メルトダウンの危機が過ぎ去ってから10年が経とうとしている。平和ボケしていく私にとってこういうノンフィクションを取り扱った「忘れないための映画」は必要だ。戦い守り抜いてくれた彼らの勇気に深く感謝いたします。全編に漂う緊張感もキャストの配役も演技も全て良かった。
