このレビューはネタバレを含みます
何気ない日常を過ごしていた人々が、突然危機に陥ってしまい、己の持てる力全てを出し切って苦心していく。
原子炉のバルブを操作する人も、その指示をする人も、当たり前だけれど自分と同じ日常を過ごしている。そんな人たちが災害により突如困難に直面してしまう様子は、他人事とは思えなかった。
そんな状況であっても、東電の人々が自分の仕事を貫くために仕事に従事していく、その道のプロとして責任感持ってやり遂げていく姿は、素直にかっこよかった。
ストーリーは非常に美化されたものであり、無理くり感動に持って行こうとしている場面もあったけれど、「災害や危機に直面した際に自分自身はどうしたいか」を考えることができ、非常に意義深かった。