エレスマン

Fukushima 50のエレスマンのレビュー・感想・評価

Fukushima 50(2019年製作の映画)
2.0
まずこの映画は、ノンフィクションなのですか?
当時現場にいた原発技術者が、いかにもヒーロー的に描かれているが、想定外の災害とはいえ、危険意識の薄い、原発をコントロールするスキルの無い企業が引き起こした大惨事だという認識に変わりは無いのです。
この事故に関しては、現場作業員を責めるつもりはないが、原発技術者であれば、事故の復旧に努めることは当然の義務だと思うわけで、試写会では、最後に拍手が起こったが、とてもそういう気分にはなれないのです。
事故は多大な犠牲者を出し、故郷を奪い、未だ収束していないのだから。