このレビューはネタバレを含みます
初めがまさに地震発生の瞬間からなので前半にありがちなグダグダ感がなく、いつ来るか分からない地震を表現しているかのように感じた。作中では東電本店の呆れた状況が頻繁にあったが、あれが本当なら世界から当時世界最低会社と言われたのも頷ける。当時のことを記憶している人なら所々起こる問題に「あの瞬間こんな事になっていたのか」と当時の自分と重ねる人も多いと思う。
最後は本当に東日本はギリギリだったんだと、もしあそこのパネルが剥がれていなかったら…。たったそれだけのことが日本の分岐点になっていたことを考えると運命って思わない所で変わるんだなぁ。