kumika

ホテル・ムンバイのkumikaのレビュー・感想・評価

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)
4.5
終始緊張感が凄い

このテロ事件を知らなかった自分が本当に嫌になった…
まだ中学生とかだったからそんなもんか…

こんな無心で人を殺していくテロ集団を洗脳した指揮を取っていた電話越しの主犯
まだ捕まってないと思うと恐ろしくてしょうがない

この映画を見ると殺した側なんて絶対に許されるべきではないけど、家族の為に騙されて殺しをやらされてるんだよなとか思ったり
さっきまで無心で殺してたけど、だんだんと彼らの心情も変わっていくところも、こんな事件繰り返してはならないなと更に思わせてくれる
自分の足が痛い。自分の家族はお金を受け取ったのか。自分が信じてた者はなんだ。もう殺したくない、死にたくない。そんな心情が読み取れる

そしてホテルの従業員…フロントロビーの電話をこれ以上被害は出せないと自分を犠牲にしてまで電話をすることをやめた彼女たちやお客様を守ろうとしたスタッフ。客数の方が明らかに多いはずなのに死者の半分以上がスタッフってあり得ます…?一度泊まってそんなスタッフ達のサービスを受けたいと思った
そして、テロ後数ヶ月後にはレストランを再開して
10年もしないうちにホテル業も再開ってまじでプロ意識ぶっ飛びすぎ
もっと心も休めた方がいいんじゃないかって心配になるわ

このテロに関わってしまった人達がこれから生きていくのに少しでも安心して過ごせる平和な世界が続きますようにと祈る
kumika

kumika