KEI

ホテル・ムンバイのKEIのネタバレレビュー・内容・結末

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

予備知識ゼロで鑑賞。

まず、、、テロリストの無慈悲な殺戮が見ていられない。
実話だから仕方ないけど、特定の宗教が悪魔のように見えてしまう、、。

時折、犯人たちの状況が映されて、何故このテロ行為に及んだかが少しづつ分かっていく。
実行犯達は金銭目的(自分らの家族のため)と同時に、貧しさの矛先を一般人らに向けていた。のかな?

途中で実行犯の1人が「お父さん、お父さん、、…」といった感じで家族と通話をするシーンがあったが、、罪のない人たちを殺めておいて、感情を見せるなと思った。

人間のふりをするのはやめてくれ。

私自身が犯人と同じ「人間」という種族であることに嫌悪感を感じた。

主要人物のように映されていた人物達が射殺されていくシーンになった瞬間、

ああこれは現実で起こったことで、都合の良い展開なんかないんだと気づいた。

警察、治安部隊の行動の遅さが被害を拡大させたことにも少し腹立たしさを覚えた。

この映画の犯人役が石を投げられていないことを祈りたいくらい、よく出来ていた。


本当に、実話であることが恐ろしく、つらい。
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