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ホテル・ムンバイのfmkのレビュー・感想・評価

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)
3.9
インドで2008年に実際に起きた無差別テロの中で、標的の一つになったホテルでの話。
「お客様は神様」と、文字通り命懸けで、危険を顧みずお客様を守り抜くホテル従業員たちの姿に、感動させられ号泣しました。

ジャケ写を見ただけだと、ほんわかした人と人との思いやりの感動系かな?くらいに思ってたのですが、全く異なります。
テロ集団が無惨に人を殺していく映像、登場人物たちが見つからないかとヒヤヒヤしながら固唾を飲んで観ているとどっと疲れました。
怖いしヒヤヒヤして疲れた、と思って一時停止ボタンを押したらまだ30分くらいしか経ってなかった時には絶望しました笑

映画の最後に“首謀者はまだ見つかっていない”と出ましたが、2019年に逮捕されたようですね。本当によかった。

視点を変えると、今回のテロの加害者である少年たちも、ある種被害者なのかなと思いました。
もちろん200人弱を無差別に殺害したわけなので悪であることは間違いないのですが、元々貧困で苦しみ、愛する家族の幸せのために飛び込んだ世界が、良からぬ宗教団体?組織?で、心酔してしまった。。

実際に起こったテロ事件なので、知っておくべきだと思いました。
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