2008年に実際にムンバイで起きた多発テロをベースにした作品。間違いなくインド赴任前に見るべきではなかったほど衝撃的に怖かった。
テロ対策の原則として逃げるか隠れるかしてまずは自分の身を守ることが必至と心得た上で、自分が仮に主人公ら従業員の立場だったとして、死に物狂いの状態でリスクを負って他人を救えるかずっと考えながら観た。絶対無理だった。
テロリストの少年達はもちろん悪でしかないのだが、若くして宗教過激派に所属して彼らにとっての信念にもライトが当てられていたことがとても印象的。パキスタンがインドから独立したのが1947年。そこから長い月日が経っても絶えず紛争や衝突が続き両国の緊張は続くいている。アールイズウェルでは済まない危険性も踏まえる良い機会になった。
