【銃撃シーンが苦手な方は、見ない方がいい】
実際に起きた事件を基に描かれている。
当時ニュースを見ていて、インドネシアだけでなく、インドでも起こるのかと驚いたな。
2時間、ずっと緊迫してた。
いきなり銃撃が始まるが、そこに居合わせた恐怖を追体験させられる。
ドキドキ感というより、とにかく皆殺し的なテロの怖さ、現場の救いの無さ。
動かないほうがいいのか、一刻も早く逃げるほうがいいのか、正解がない。
あのホテルにいたら、身を隠して隙をみて逃げたいけど、逃げられるだろうか。
そんなこと考えっぱなしだった。
お客を逃すために残った従業員にはリスペクトしかないが、かと言って一足先に帰った従業員を責められない。
21ヶ月後、再開されたホテルに生存者たちが集まったことが補足されていて気持ちが救われた。
もちろん従業員たちへの感謝が、当時の辛さより勝ったのだろう。
辛い過去があっても、前を向いていかなければならない。
「祈りが全ての元凶」
このセリフに宗教対立の根深さが表れてる。
未だに事件の主謀者が誰だったか分かってないのは不気味だ。