hikkiman

ホテル・ムンバイのhikkimanのネタバレレビュー・内容・結末

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

主人公たちがホテルから脱出できてから、涙がとまらない。理不尽な地獄から解放された喜びもあるけど、多くの大切な命を奪われた喪失感、やるせなすぎて泣けてくる。
先祖がどうしたこうしたとか、知ったこっちゃない。何かを変えたいなら、何の罪もない人の命を奪うなんて、最悪の選択をするな。自分より不幸な人を生んで、それで聖戦なんて言うな。
再建したホテルで今も働く従業員のほとんどが、あの時の戦士だ。このラストに胸が熱くなった。今も首謀者は捕まってないという胸糞悪さもあるが、不屈の精神に救われた。
自分が従業員なら、どう行動しただろうか、最初に逃げたかもしれない。自分がいなければ、家族が露頭に迷うなら、逃げのも勇気だろう。勇敢に逃げなかったことで、命を失った人もいる。それでも、彼らが救った命もきっとある。自分が客なら。もう、どう行動できるかなんて、さっぱりわからない。
コロナ禍で混沌とした今の世界。どうか、皆に平和を。
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