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ばるぼらのdarumaのレビュー・感想・評価

ばるぼら(2019年製作の映画)
3.8
アマプラ滑り込み。惜しい!何かが…。冒頭に手塚治虫原作と出て、もっと前衛的な、哲学的な作品なのかなと思ったのですが、結構無難な線に収まってしまったような?でも劇伴は最高だった。まさに前衛的。

途中までは凄く良くて、ああ、ゴローちゃんのドラマ「きれいのくに」はここから来てるのかな!?とか(外見じゃなくて内面、みたいな?)、妄想が現実と混ざっちゃう感じ(で合ってたのかな?原作あらすじ見るとちょっとよく分からなくなったけど…)とか、とても雰囲気があってワクワクした。

けど、そこまでだった…

二階堂ふみちゃんはもうこればっかりね!
私の男が離れません…

しばらく「何を見せられているんだろうか」と思った(笑)
割としつこい(言い過ぎ)

結婚式のシーンはエキストラなのかな!?凄いね!
それともクレジットにすっごくいっぱい名前出てた人たち…?
(専門職の方を連れてきたのかな!?)
これは原作に忠実って事なの…?それとも監督の趣味??
(監督が息子さんなので、どっちとも言えない)

息子さんは写真家さんでしたか…?(何となく、イメージで)
「ヴィジュアリスト」(wiki調べ)
なるほど。

何となく、蜷川実花さんが浮かびました…
なんていうんだろう、
 アートと純文学は親和性が高い
に似てる感じ?(蜷川さんは太宰とかやってますよね)

個人的には石橋静河さんと渋川清彦さんが儲けものです!
全然知らずに観たのでテンション上がりました。
志賀子役がどなただったのかな…?と思ったのですが、MINAMATAの美波さんでしたか!

これ、2020年の作品なんですね…かなり最近。
このタイミングで二階堂ふみちゃんはこれなのか…
(朝ドラ後ですよね?たまたまなのかな?)
うーん、勿体無い。。
確かにこの世代の脱いでも凄い系の代表格だと思いますが、もう脱がなくていいと思うよ…

滑り込みで時間がないからもうやめようかなと思ったけど、何故観ようとしたのか…脚本が黒沢久子さんという方で、フィルモグラフィを見たら鑑賞済みにいくつか好きな作品があったので(夕方のおともだち、ドラマ「夫のちんぽが入らない」こうやって並べるとなんかそれ系ばっかりだな。。あと「プラスティック・スマイル」)、少し期待しました。が!これは原作が偉大過ぎたのか、変更が難しかったのか…?(監督が息子さんですしね←どうしてもそこが引っかかる。。)ちょっとチョイスを誤ったかも。

ジャニーズ系の映画は意外と良作があるのでそれも期待して観ましたが、ちょっと盛りすぎちゃったかな。内容も、私の期待値も…

でも、100分ジャストと割と短めで、エロシーンが多いので、勢いでサクッと観れます!(笑)

観ながら、
 ばるぼら
ってどういう意味だろう…
とずっと考えていました。

煩悩(ぼんのう)
凡人(ぼんじん)
ぼんくら

とかが浮かびましたが(ぼ、しか合ってない。。)、綴りが
Barbara
なんですね。
バー(バル)「ボラ」?(酒場=集う場所、みたいな?「ボラ」は何だ??)
それとも単純に「バーバラ」?(金髪だしね!)

wikiにはばるぼら(バルボラ)の説明に「ミューズの末妹かつ現代の魔女」とありました。
うんうん、なるほど。

「バーバラ」は
「元は擬音語によるものであり、日本語のペラペラと喋る様が近い」
ちょっと違うか…?
でもなんか合ってるような気も。
自由奔放の象徴みたいな…?

「バーバラ」のその他の用法として
「AはBである、BはCである、ゆえにAはCである、という形の三段論法はバーバラ(Barbara)と呼ばれる」
という説明も。

なんだか意味深…

どうしてこの名前を付けたのか、聞いてみたい。
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