KENSUKENKEN

ばるぼらのKENSUKENKENのネタバレレビュー・内容・結末

ばるぼら(2019年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

原作からの実写企画化を狙っていたので、非常に残念な作品の仕上がりでした。
親の七光りで原作を弄んでダメにしてしまう、それでいてエンドロールの手塚治虫押しに失笑。
もはやあのマネキンがピークだとすぐにわかりました。
二階堂ふみさんのヌードも、クリストファードイルが呼ばれたのも七光りのせいか?

まあ、酷かった。70年代の暗黒の新宿を描いて欲しかった。キャバレーのパクリのライブシーンもサーカスのように描かないと全然マッチしてない。物語は愛の嵐の退廃感の方が圧倒的だ。
西新宿のビル街にこれまた失笑。
もっとディープな新宿が二丁目や大久保にあるのに。

要するにばるぼらは不法入国した在日として作品にリアリティ持たせられたのに何故やらないんだろうと思って、原作から逸れて行くのを眺めて、何のオマージュがあるのかって思ってたら、単なる盗作だった。
それで甘っちょろい陳腐すぎるセリフの行間を埋め尽くす努力も全くなかった。それを隠し、押し通すエゴと巻き込まれたC・ドイルと二階堂ふみ。

小屋で書き始めたバルボラのストーリーも読み上げることもなく白紙だとバレバレ。
絶望感もなく、モノローグ&実景で終了とはこはいかに?唖然としました。

しかし渡辺えりさんは最高です。

音楽も酷かった。全然JAZZじゃない。

プロデューサーは再提出。
手塚治虫作品としての評価をしてから。
杜撰。
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