せい

ばるぼらのせいのネタバレレビュー・内容・結末

ばるぼら(2019年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

酒と女と煙草、自堕落な生活。
野良猫のようなばるぼらから、つい目が離せなくなってしまう。
ばるぼらの一族に死はない?もしくは再生する?ので、次々と出会った男たち(しかもみんな何かしらの表現者)を狂わせて破滅させていくのがまた退廃的だった。
きっとどの男たちも美倉みたいなラストを迎えているんだろうな。自分自身が死ぬところまではいかなくてもばるぼらを手にかけてしまうというのは共通してそう。
ぼるぼらの一族とはなんなのか。
いっそ全てが美倉の想像だったのか。
謎に包まれていて考察しがいのある作品だった。原作も読んでみたい。
にしても稲垣吾郎はなんでこんな文学的な雰囲気が似合うんだ。
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