まよ

ファイブ・フィート・アパートのまよのレビュー・感想・評価

5.0
「死を知るには生誕を考察しなければならない」
みたいな所がめちゃくちゃ印象的。死とどう向き合うか、みたいな映画とかコンテンツは多いけどこの映画中の比喩すごくしっくり来た。



皆いつ死ぬか分からない状態だから途中どのセリフもフラグにしか思えなくてハラハラしてたし、2人の距離が物理的に近くなっていくのとかプールに一緒に入っちゃうのとか本当にハラハラした。

でも当事者じゃないから近づきすぎないで!
とか思っちゃうだけで、

当事者だったら様々なことを奪われて
我慢しなくちゃいけなくて、
我慢した先に好きな人と触れ合える未来があるのかといったらそうではなくて

そんな状況でぎゃくに5フィートも保ってられるの凄すぎる

でも「愛とは執着を手放すこと」だもんね、、、



生きることの糧を生き残ってしまった罪悪感 としているステラ
治療を真面目に受けようとしないウィル

2人が出会って恋に落ちることで
ステラはウィルがいないなら生きる意味は無い って言うほどウィルが生きる原動力になり
ウィルも薬の効果がでるかも分からない状態だけど日々の治療を真面目に受けるようになる。
恋ってすごい。こんなに2人とも一生懸命しんどくても治療をうけて、生きたいって必死に頑張っているのにお互い触れ合うことが出来ないなんて切なすぎる。

誕生日会とかも病院から出られないけどそれでも出来ることを精一杯して、病気だからとか悲観的にならずに前向きに日々を生きようとしていて凄くかっこよかった。


愛する人に触れられることって奇跡
まよ

まよ