オーストラリアの田舎町を超巨大猪が襲う！オーストラリア製のモンスターパニック映画。
これはＢ級でよくあるおバカなノリのモンスターパニック映画ではなく、至って真面目に製作された作品。超巨大猪の造形やゴア描写もちゃんとしてるし雰囲気も至って真面目。
しかし…何だろうか…真面目でストレート過ぎて逆に怖くなく面白くもない…。人間側のメインとなる家族の話が面白くないのもマイナス要因。特に義理の父親達に敬語も使えないゴミクズ彼氏がつまらなさに拍車をかけている。家族のエピソードが薄っぺらいので襲われても感情が涌き出て来ません。
超巨大猪と家族の展開的な距離も離れ過ぎていて、絡み始めるのが１時間１０分程掛かるのもネック…。
あんなにデカイ猪が駆け寄って来るのも分からないって…目が節穴過ぎるし音や気配でも分かるでしょや親父助けに来たのにその存在忘れる娘とかツッコミ所には事欠かない映画。
登場人物に魅力が薄いですが、大男とじーさんのキャラはなかなか良かった。家族は止めてじーさんと大男が立ち向かう話にすれば面白かったのではないかと思います。超巨大猪は出し惜しみせずかなりの頻度で出て来るのは良いですね。
なぜ猪が巨大化したのとか説明はなくシンプルな展開で面白そうなのですが、逆にそれが悪い方に出てしまいただ超巨大猪が人間を襲うだけのスカスカの話になってしまい残念極まりない。
ＣＧとか映像効果はちゃんとしているので、普通に観れるモンスターパニックにはなっていますが、面白味には欠けるので低評価も頷ける作品でした。
