KnightsofOdessa

ガールズのKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

ガールズ(1968年製作の映画)
5.0
[男性優位社会とフェミニズムの狂乱] 100点(ATB)

本日の本命。色々と狂っていたが、一番狂っていたのはベルイマンのミューズを三人もかき集めたことだろう。グンネル・リンドブロム…やっぱり大好きやわぁ…

1968年のスウェーデン。アリストファネス『女の平和』の地方巡業に参加する三人の女優とそれぞれの夫、俳優二人による現実と芝居を横断した狂気の映像詩。男性優位社会とフェミニズムの誕生から一部の過激化、理論家と活動家の食い違いからの内部混乱、大衆(特に男)の運動への無関心、遂にはセッタリングはこの映画にすら意味がないことを提示し狂ったまま終わる。最高すぎて鼻血出た。ありがとう。

しかし、私の頭では容量不足だったので再見を願ってポチった。
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