青二歳

地獄の青二歳のレビュー・感想・評価

地獄(1960年製作の映画)
4.0
新東宝夏怪談現代モノ。新東宝ホラーのエログロ感がたまらん。中川信夫は俯瞰ショットに旨味がありますね。アラカン閻魔大王さまなら自分も地獄でいいです!というか地獄…盛り込みすぎ!楽しい!!仏典ベースを超えたこのエログロナンセンス感がたまりません。
"人間ども"映画によくあるお互いの業のぶつかり合いで、現代編も十分地獄絵図なのに、後半の地獄編でも引き続き人間模様がうずまく延長戦。人間関係引き継ぐのってアリ?そんなら地獄行きたくない!
これで低予算だったというんだから当代の映画人の気概を感じます。皮剥ぎの刑じゃ!ぎゃー!ノコギリ挽きの刑じゃ!ぎゃー!スクリームの嵐とギミック満載職人芸の特殊メイク。見事。
青二歳

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