とむ

普通は走り出すのとむのレビュー・感想・評価

普通は走り出す(2018年製作の映画)
3.8
大学時代の同期に紹介されたシネフィルなおじ様に大田原愚豚舎のことを勧められて、
実はそれ以前に一回も見たこと無くて今回の見逃し上映で初めて拝聴したんだけど、スゲー好きだわ渡辺監督の映画。
というか大田原愚豚舎作品。


多分、自己と敵対者に対する嫌悪でこの映画を撮ってるんだろうなという印象で、
自分で演じてる監督はやっぱり渡辺さん自身を渡辺さんが皮肉的に描いてるのかなとも思うし、
周囲の人たちもかなり独特な描き方をしていて、かなり癖がある。

でもそれでも最後まで観れちゃったからこりゃーカルト的なファンも付くよなぁ。
っていうか大田原愚豚舎初鑑賞がこの作品って多分結構ダメだよね笑


なんだろう、他の役者さんが出てくるシーンは多分演出してるんだろうけど、
多分渡辺さんだけのシーンは、ほぼ全編通して大まかな筋意外はアドリブで撮ってるんじゃないかな。
ファーストシーンの喫茶店でそんな印象を受けた。


ラストの、多分少年時代の自分にプレゼント(ギフト≒才能?)を渡すシーン周辺が、心臓バクバクするくらい感情を逆なでされた。
ちゃんとそういうのもやっちゃうんだもんなぁ。


ていうか、誰も突っ込んでないけどこの映画100分って書いてあるけど実際126分じゃねーか!!
映画館のスタッフの人めっちゃ困惑してたわ。むしろ謝られたわ。
とむ

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