みんなが大好き、筋肉おじさんマ・ドンソク。
マドンソク映画にテンプレートがあるのであれば、まさしくこの作品ですね。
それくらいマドンソクしてた。
普通に面白いんですよ。だってこんな映画が観たくて選んでるワケだもの。
普段は気のいいお人好しのおっさんだけど、家族に危険が迫った時には鬼のような強さを発揮して鉄拳無双しまくる主人公に歓声あげる映画。
ぶっちゃけそれ以上でも以下でもないですね。
ストーリーにひねりもないし、目新しいアクションもない。バイオレンスもマイルドで、良くも悪くもフツーって感じだ。
ぶっちゃけマドンソクが好きなら面白い!そうでなければ、腹減ったから何でもいいやって時の牛丼並盛りムービーですね。
もちろん好き嫌いの範囲だとは思うんだけど、ちょいちょい挟んでくる仲間のコミカルシーンがツラい。こういうのが面白い作品も結構あるんだけど、なんかこの映画だと寒かったですね。
敵キャラにも特に魅力なく。
柳楽優弥っぽい風貌の敵ボス。頑張ってイカれたキャラを演じてるんだけど、小物感が強くて痛々しかったです。
でも終盤ツルハシみたいな斧もってマドンソクのクルマを襲撃してるシーンは好き。
お笑い芸人になりたくて、マドンソク師匠へ弟子入り志願して断られたのを恨んでたのかな?(時事ネタ)
ぶっちゃけもっともっと残虐シーン多くても良かったと思うんやけど、たぶんこの作品のコンセプトとしてそんなグロい感じにしたくなかったんだろうなって思いました。
もろもろ引っくるめて、マドンソクの魅力をライト層(と言っていいのか)に伝えるためのプロモーション映画っぽかったなぁと。
エログロ残虐シーンが大好きな我々みたいな基地街には物足りなかったかもしれんが、これくらいの雰囲気の作品でマドンソク兄貴のファンが増えるなら、それはそれでいいよね!