平塚らいてうは「元始、女性は実に太陽であった」と記した。誰かに照らされるのではなく、自ら光り輝く。元始とはどの時点を示すのかは分からないけど、この世に生を授かった瞬間は皆、光り輝いていると思う。何者にも染まっていない赤子は、誰からも愛され、全ての人を照らしている。野生の動物も赤ちゃんには襲い掛からないらしい。多分、動物の赤ちゃんの命を奪えるのは人間だけなのかもしれない。
言葉を持った人間は、その言葉で他者を傷付ける。そんなことのために言葉がある訳ではない筈なのに、なぜか他者を否定することで自分の居場所を作りだそうとする。最近、「スパイト行動」という言葉を知った。「自分は損しているのだから、他の人も損するべきだ」とか言うもので、日本人に多いらしい。他者が損したからと言って、自分が得する訳ではない。損したままだ。何とも非合理的な考え方。
もはや、MrもMsも不要じゃないだろうか？ アメリカでは面接で性別を確認するのは違法行為。合理的なアメリカ人は、普段、呼び合うのはファーストネーム。そんな敬称なんて廃止すれば良い。そう言えば、岸田総理が共同記者会見で「Joe, ありがとうございました」と呼びかけ、バイデン大統領が「Thank you very much, Prime Minister」って返してた。まだまだ壁は高くて厚いようです。
