あんじょーら

オオカミの家のあんじょーらのレビュー・感想・評価

オオカミの家(2018年製作の映画)
4.6
クリストバル・レオン ホアキン・コシーニャ監督   DISTRIBUEE PAR ZAZIE FILMS


根暗で真摯にホラー作品を作るアリ・アスター監督が絶賛した、という情報だけで、観に行く事にしました。予告も観てなかったのですが、超絶の大傑作です。間違いなく、観る前に戻れない作品。


まず、何も知らないで映画を観た方が良いので、基本的にオススメです!終わりなんですけれど、

1 ストップモーションアニメーションである

2 クエイ兄弟作品、もしくはヤン・シュヴァンクマイケル作品が好きな方に特におすすめ

3 チリの軍事独裁政権ピノチェト支配下でのコロニア・ディグニダにインスパイアされた作品

である事は知っていても問題ないと思います。


私も、コロニア・ディグニダについて、ほぼ何も知らなかったのですが、これからもう少し調べようと思います。


あるドイツ人コミュニティで暮らすマリアは、動物が好きな事から、ブタを逃がしてしまい、コミュニティからの逃走をして、森の中の1軒屋に逃げ込むのですが、そこにはブタが2匹いて・・・というのが冒頭です。


褒めていますが、狂ってます。もう最高です。ここまでやる人は本当に人類初なんじゃないでしょうか?ちょっと凄すぎます。


基本的に何も言えないとも言えるし、観ないとワカラナイ、かなり新しい形の芸術で、映画の形を採っているだけ、とも言えます。


これはDVD欲しい。


あ、ちなみに、私は公開3日目の平日の朝一に行きましたが、撃混みですので、要注意を。しばらく続くんじゃないかな。