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オオカミの家のmat9215のレビュー・感想・評価

オオカミの家(2018年製作の映画)
2.5
作り込みはすごい。三次元の物体と背景の壁にある二次元の絵が渾然一体となった悪夢を見せる。壁の絵はセルではなく、壁に描いた絵を次々と上塗りしていくという途方もない手間ひま。ある場面では、蝋燭が見る見る短くなってはまた長くなるのを何度も繰り返していた。数秒おきに一コマずつ撮る撮影の時間と、それを毎秒24コマで再生する映写の時間という二つの時間のギャップが見事に捉えられている。とはいえ、途中数回意識を失ってしまいましたよ。まさに悪夢を見るような体験。
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