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オオカミの家のsammyのレビュー・感想・評価

オオカミの家(2018年製作の映画)
4.0
始まって最初の10分くらい口開いたままだった。
グロテスクなビジュアルと童謡のようなBGMにストップモーションアニメーションというジャンルも相まって製作者の狂気を感じる。
あの感じ、大昔に見たヤン◦シュヴァンクマイエルの作品が思い出されました。

想像を絶する手間と時間がかかっているのは自明の理でCGやVFXが発達した今だからこそ多くの人に観てもらいたい。
「ものが動いて見えるとはどういうことか」という根本的なことを考えさせられる。

途中までなんとなくストーリー追ってたけど途中からどうでもよくなる。
なんてことのない童話のような物語なのになんでこうなっちゃうの?w
他人の悪夢を延々と見せられている感じ。

本編の前に作者不明の短編「骨」(これもストップモーションアニメ)の上映と本編の頭に実写部分があるのだが、これが「え?どこからが本編なの?」という感じで混乱させられてそれがまたいいエッセンスになっている。

そしてエンドロール後のあれ。
すげーセンス。
思わず笑ってしまった。
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